「島っ子アイデアコン」に観光振興策次々と

2020年01月28日

子ども・教育

自分たちで考えた島の観光アイデアを発表する茶花小の6年生ら=24日、与論町

自分たちで考えた島の観光アイデアを発表する茶花小の6年生ら=24日、与論町

 与論ライオンズクラブ主催の第2回「島っ子アイデアコンテスト」が24日、与論町立茶花小学校体育館であった。同校の6年生28人が6班に分かれ、自分たちで考えた島の観光振興のアイデアを発表。宝探しの要素を盛り込んだ島内観光や、家族で楽しめる島独自のスタンプラリーなどユニークなアイデアが次々と飛び出した。

 

 児童らは新たなアイデアを生み出すため、昨年4月から地域の課題や宝(観光資源)の発掘などコンテストに向けた準備を重ねた。

 

 審査員は発表を聞いた島の観光関係者や保護者、地域住民らが務めた。

 

 グランプリはSNS(会員制交流サイト)での発信を意識した撮影スポットが分かる看板製作を提案した「与論看板クラフト」が受賞した。

 

 また島内でごみを拾うとガチャガチャ(カプセル玩具)に挑戦できるというユニークなアイデアを考えた「チームスマイル」は観光協会賞に輝いた。

 

 ライオンズクラブの田畑克夫会長は「どれも、私たち大人には発想できないようなことを考えてくれた。与論のためにいつか実現できれば」と期待した。