文化祭、日頃の成果を映像で紹介 コロナ対策にウェブ駆使、徳之島高
2020年07月12日
子ども・教育
【徳之島総局】県立徳之島高校(立石賢二校長、生徒261人)の2020年度文化祭が11日、徳之島町の同校であった。新型コロナウイルス感染予防対策として、例年盛り上がる舞台発表は日頃の成果を撮影した映像の放映に変更。新しい形の文化祭を作り上げ、思い出を心に刻んだ。
文化祭のテーマは「創造~今ここに青春のあかしを~」。新型コロナ対策で、一般の来場は3年生の保護者のみに制限した。メイン会場の体育館に3年生と保護者、1・2年生は視聴覚室など校内8会場に分散させ、各会場をWeb会議システムでつないだ。
全校生徒が撮影に臨んだ「徳高応援の舞」でオープニング。弁論大会のほか、2~3週間かけて撮影した各種部活動の活動紹介やクラス別の創作動画、歌うま選手権などの映像を放映した。別会場では書道や写真、手形アートなど作品展示もあり、来場者を楽しませた。
生徒会長の大勝彩香さん(17)は「新型コロナの影響で、文化祭ができない不安があったが無事開催できてうれしい。全校生徒が一丸となって作り上げた映像を放映でき、思い出に残る文化祭になった」と話した。