ハーレーサンタ今年もプレゼント贈る 奄美大島
2020年12月21日
地域
クリスマス前の日曜日となった20日、奄美大島に今年も「ハーレーサンタ」が現れた。大型バイクのハーレーダビッドソンにまたがったサンタクロースらは、島内の商業施設や公園などで子どもを見かけては、バイクを止めてプレゼントを手渡した。
通称・ハーレーサンタの一団は南海日日新聞の取材にも素性は明かさず、その正体は不明だが、奄美大島で約10年前から活動。クリスマスシーズンになると、どこからともなく現れ、島の子どもたちにサプライズでプレゼントを贈っている。
奄美市名瀬のイオンプラザ大島店前には同日正午すぎ、サンタの衣装をまとい、トナカイの面などでバイクを飾りつけた一団が到着。近くにいた子どもたちに次々とプレゼントを手渡すと、「メリークリスマス」と言い残し、さっそうと立ち去った。
プレゼントを受け取った子どもたちはやや驚きつつも、「サンタだ」「かっこいい」などと喜んでいた。
サンタの関係者によると、活動趣旨に賛同する、大手企業や個人の協力を得て、この日はお菓子やグッズなど約500個のプレゼントを用意、子どもたちに配った。取材に対し、サンタの一人は「子どもたちの喜ぶ顔が見たい。ただそれだけです」と話した。