明生新入幕で地元・瀬戸内町に喜び

2018年06月26日

スポーツ

新入幕で地元の瀬戸内町からも期待の声が寄せられている明生(左)=2017年9月、瀬戸内町役場

新入幕で地元の瀬戸内町からも期待の声が寄せられている明生(左)=2017年9月、瀬戸内町役場

 大相撲名古屋場所の番付が発表された25日、明生(本名・川畑明生、瀬戸内町出身)の新入幕の朗報に地元・奄美でも喜びの声が聞かれた。瀬戸内町出身で初の入幕。相撲を始めた小学生時代からの活躍を知る人々は、今後の躍進を期待した。

 

 明生は小学2年で本格的に相撲を始め、篠川中では相撲部に在籍。卒業と同時に立浪部屋に入門し、2016年の九州場所で新十両に昇進した。

 

 一場所で幕下に転落したが、17年の夏場所に再十両昇進。十両東4枚目で迎えた今年の夏場所で10勝の2桁勝利を挙げて、新入幕を果たした。

 

 父、川畑昌也さん(61)は「多くの人からお祝いの電話をいただき、大変ありがたく、うれしく思う。皆さんに応援していただいたおかげ」と声を弾ませ、「これがスタートだと思って、奄美の相撲ファンを喜ばせるような取組を見せてほしい」とわが子の活躍を願った。

 

 後援会長も務める鎌田愛人瀬戸内町長は「これまでの厳しい練習の中での努力の結果だと思う。22歳とまだ若く、これからの活躍にも十分な期待が持てる。精進を重ねてさらなる躍進を」と激励した。

 

 同町相撲連盟の重村一人会長(52)は「瀬戸内町から初めての入幕に感激している。地元の相撲少年の目標であり、夢のような存在になるはず。努力家で、さらに上を目指して頑張ってくれるはずだ」と期待した。