映像や島唄、球場奄美一色 朝山市長の始球式に歓声 横浜スタジアム「奄美デー」

2019年06月07日

スポーツ

ベイスターズの攻撃に沸く奄美席=5月24日、横浜スタジアム

ベイスターズの攻撃に沸く奄美席=5月24日、横浜スタジアム

 奄美大島で秋季キャンプを実施している横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアム(ハマスタ)=神奈川県横浜市=で5月24日、「奄美デー」と銘打ってナイトゲームが行われた。阪神タイガースとの好カードにスタンドは満席。特設の奄美スタンドには、地元からの応援ツアー客や出身者を含めて約350人が詰め掛けた。球場には奄美大島の映像や島唄が流れ、球場を「奄美色」に染めた。

 

 昨年は雨天中止で、「奄美デー」は2年ぶり8回目。一塁側に設けられた奄美スタンドは早々と埋まった。試合前、唄者で徳之島出身の伊成美さんと喜界島出身の田向美春さんがベイスターズの戸柱恭孝、タイガースの長坂拳弥両選手に花束を手渡した。球場には奄美ブースも設けられ、往復航空券が当たる抽選券を兼ねたうちわも配られた

 

始球式に登板した朝山奄美市長=5月24日、横浜スタジアム

始球式に登板した朝山奄美市長=5月24日、横浜スタジアム

 始球式は、朝山毅奄美市長が登板。ノーバウンドでストレートを投げ込むとスタンドから歓声と拍手が起こった。この日のベイスターズは初回、筒香の2点本塁打で先制。中盤に逆転されて2―3と惜敗したが、1点を争う好ゲームにファンらは沸いた。

 

 球団広報部の河村康博さんは「奄美大島をPRするお手伝いができたことをうれしく思います。これからも、キャンプやイベントを通じて絆を深めたい」と話した。