シロハギが満開 落ちる花びらにも秋の風情 奄美市名瀬の民家
2021年09月29日
奄美市名瀬平松町の民家でシロハギが満開となり、湾曲した枝に数えきれないほどの花が咲いている。
白い花が好きだという家主が7年ほど前に苗を購入し、大事に育てている。自宅の庭を上品に飾るシロハギの花を眺めながら詠(よ)んだ俳句は「白萩をそうと押しやり通りすぐ」。萩は秋の季語。
見事に咲き誇るシロハギに通行人も「きれいだね」と声を掛けていくという。純白の小さな花が緑の枝葉に美しく映え、落ちる花びらにも風情を感じられる。
シロハギはマメ科ハギ属の落葉低木。シロバナハギとも呼ばれ、うす紫やピンク色の花をつけるミヤギノハギの変種。7~9月に花の見頃を迎える。