吉行さんが大賞受賞 全国規模の総合写真展で
2019年12月13日
芸能・文化
全国の写真愛好家を対象にした「第23回総合写真展」(公益財団法人国際文化カレッジ主催)の入賞作品が発表され、奄美市名瀬の写真家・吉行秀和さん(60)の作品が、内閣総理大臣賞など特別賞6点に次ぐ大賞に選ばれた。吉行さんは「世界自然遺産登録を応援する気持ちで応募した。受賞が奄美のPRにつながればうれしい」と喜んだ。受賞作品は4~11日、東京都美術館(台東区上野公園)で展示された。
受賞作品「輝きの刻(とき)」は2017年7月に宇検村タエン浜付近で撮影。夕日とアダンなどの幻想的な風景を切り取った。吉行さんは「奄美の自然の魅力を伝えたいとシャッターを切った。4年間同じ場所に通い続けて1番の作品」と胸を張った。
総合写真展は全国公募で行われ、今回は「日本の美」などをテーマに千点を超える作品が寄せられた。吉行さんは同展で、読売新聞社賞(協賛・後援賞)、エプソン販売㈱賞(副賞)も受賞した。
吉行さんの受賞作品などを展示する催しが13~20日、瀬戸内町の古仁屋郵便局である。