国頭小の6年生が島内1周歩こう会 沖永良部島

2022年01月23日

子ども・教育

県道沿いを元気に歩く国頭小の児童ら参加者=22日、知名町

和泊町の国頭小学校(中村健三郎校長)は22日、「沖永良部島内1周歩こう会」を行った。今春卒業を迎える6年生11人とその保護者や兄弟、教職員ら46人が参加。同校を発着点に、県道沿い約42㌔の道のりを参加者同士、励まし合いながら歩ききった。

 

歩こう会は、かつて製塩が盛んだった時代に島内を歩いて塩を運搬していた国頭の先人たちの苦労を知るとともに、友人、家族ら参加者同士の絆を深めることなどを目的とした同校の恒例行事。参加した保護者らによると、約40年前から続いているという。

 

参加者は辺りが薄暗い午前6時すぎ、ライトなどを手に出発。島の最北部に位置する同校から、主に県道沿いを西回りに歩いた。

 

スタートから約22㌔地点の徳時公民館(知名町)で昼食。森元柚葵(ゆずき)君(12)は「予想していたよりもけっこうきついが、ちゃんと最後まで完歩したい」と話した。

 

この日は和泊小の6年児童や保護者らも島内一周歩こう会を開催。正午前に、知名町の田皆~住吉付近にかけて両校の参加者がすれ違い、互いにエールを送り合う場面もあった。