苦労と達成感味わう 児童が黒糖作り体験 和泊町の大城小
2022年01月31日
子ども・教育
【沖永良部総局】和泊町の大城小学校(田邊ツル子校長、児童43人)で28日、恒例の黒糖づくり体験があった。児童や保護者、地域住民らが参加し、昔ながらのサタ(砂糖)グルマを使ったサトウキビ搾りなど、黒糖ができるまでの作業工程を体験し、その苦労と達成感を味わった。
同校にはサンゴの石垣と、かやぶきで造られたサタ小屋などがあり、郷土体験学習に活用している。
児童らは27日に校舎の隣の畑で刈り取ったキビからサタグルマで汁を搾り出した。高学年の児童は大人と一緒にサタ小屋に入り、大きな釜で搾り汁を煮詰める作業なども体験した。
1年生の日高愛蓮(えれん)さん(7)は「黒砂糖はおいしいから好き。作り方を初めて見て、うれしかった。(サタグルマは)重くてきつかったけど、ぐるぐる回して楽しかった」と笑顔で話した。
できあがった黒糖は児童らが持ち帰ったほか、一部は来年度の同校の運動会で地域住民らに試食してもらうという。