シマ桑アンバサダーを委嘱 出身歌手の大山百合香さんに 知名町

2022年02月22日

政治・行政

今井町長(右)からシマ桑アンバサダーの委嘱を受けた大山百合香さん(中央)=21日、知名町

【沖永良部総局】沖永良部島出身の歌手、大山百合香さん(37)が21日、島の特産品シマ桑を宣伝する「シマ桑アンバサダー」に就任した。知名町役場で同日、委嘱式があった。今井力夫町長から、委嘱状とたすきを受け取った大山さんは「大好きな沖永良部島のものを身体に取り入れたいと思い、シマ桑青汁を毎朝飲んでいたので、アンバサダー就任はとてもうれしい。シマ桑と沖永良部島をこれからも発信していきたい」と抱負を語った。

 

シマ桑は南西諸島など亜熱帯地域の自生桑。葉質が良く休眠せずに年中葉を付けるのが特徴で、1年に3~4回収穫できる。これまでの研究で、桑特有のDNJ(デオキシノジリマイシン)やミネラル、8種のビタミンなど健康維持に有効な成分が多く含まれることが分かっている。

 

知名町では、町シマ桑生産組合が化学肥料や農薬などを使わずに栽培を行い、町が全量買い上げて加工場で粉末加工し、青汁として販売している。

 

美容や健康維持のため毎朝、シマ桑青汁を愛飲し、自身のブログなどでも紹介していた大山さんに、町の担当者がアンバサダーへの就任を依頼したところ、快諾してくれたという。

今井町長は「普段からシマ桑青汁を飲み、その良さを理解した上で、広めてくれる方なのでアンバサダーとして適任。引き受けていただき大変ありがたい」とお礼。

 

大山さんは「青汁なので最初は苦いかなと思っていたけど、まろやかでとても飲みやすい。これからもライブやブログなどを通して、大好きな古里の『いいもの』島外の方にも伝えていけたら」と笑顔で話した。