大和村でワクチン集団接種開始 初日100人、職員25人で対応
2021年04月17日
地域
大和村で16日、65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン集団接種が始まった。同村体育館であり、初日は100人が接種を受けた。村保健福祉課によると、接種後に体の異常を訴えた人はおらず、ワクチンが余ることもなかった。1回目の集団接種は18日まで。3日間で計470人への接種を予定している。
同課によると、村内の高齢者は640人で、うち集団接種の対象者は590人。特別養護老人ホーム・大和の園の入所者とショートステイ利用者に対する接種は先行して12日から行われている。集団接種は集落ごとに接種日・時間帯を振り分け、遠方の集落についてはマイクロバスを運行する。
16日は午後1時前から受け付けを開始し、大和診療所の医師や役場職員ら25人が対応。津名久と名音の2集落合わせて90人と、割り当てられた日に来られないと申し出のあった両集落以外の10人が訪れた。会場内は密を避けるために一定の間隔を空けて椅子が並べられ、高齢者は座ったままでスタッフが問診、診察を行った。注射も看護師が3班に分かれて移動しながら実施した。
波立功さん(81)=津名久=は「不安だったが、針を刺したのも分からないぐらい痛みはなかった。気分が悪くなることもなく安心した」と話していた。
2回目の集団接種は5月7日から3日間を予定。同課の早川理恵課長は「ワクチン接種による感染予防効果が働いてほしいと思う。ただ、接種は予防対策の一つであって、これでコロナにかからないというわけではない。今までと変わらずマスクを着けるなど感染防止対策をしてほしい」と述べた。