春の褒章、奄美から村上さん受章
2019年05月20日
地域
政府は2019年春の褒章受章者を20日付で発表した。鹿児島県内の受章者は12人。内訳は社会奉仕活動に従事した人を表彰する緑綬褒章が1人、農業や商業などその道一筋に励んだ人をたたえる黄綬褒章が4人、公共の利益に貢献、尽力した人への藍綬褒章は7人。奄美からは村上建設㈱代表取締役の村上慎一郎さん(61)=奄美市名瀬=が黄綬褒章(業務精励・建設業)を受ける。発令は21日付。
村上慎一郎さん(61)=奄美市名瀬
日本大学理工学部卒業後、1983年1月に村上建設に入社。98年4月に代表取締役に就任し、港湾や道路、河川などの工事を手掛けてきた。
98年5月から県建設業協会の理事、2008年5月からは同協会奄美支部長として、業界の地位向上などに尽力。離島が抱える物価や運賃問題への理解を発注者に訴えてきたほか、ボランティア活動にも積極的に取り組んでいる。
村上さんは「世界自然遺産登録に向け外来植物の道路マップ作成を協会奄美支部で計画している。建設業の将来を悲観してはおらず、地域と一緒に歩んでいきたい」と抱負を語った。