農業用ドローンの普及拡大で説明会 知名町
2021年06月26日
社会・経済
知名町は25日、農家らを対象とした農業用ドローン(無人航空機)に関する説明会を町役場会議室で開いた。近年、ロボット技術やICT(情報通信技術)を活用した超省力・高品質生産を実現する「スマート農業」が注目を集める中、町内でも農業用ドローンの普及拡大を図ろうと実施した
農業分野でのドローンは、主に農薬や肥料の散布に活用される。作業時間を大幅に短縮できるほか、まきむらを抑えて無駄な散布を減らせる。人が畑に入らないため安全に作業でき、作物の茎などを損傷させる心配がないこともメリット。
説明会では、農業用ドローンの講習や販売、受託作業など行う地元2社の担当者が講習内容、自社で販売するドローン製品の紹介、導入時の初期費用などを説明。農家ら6人が参加して耳を傾けた。
同町芦清良の山本先友さん(69)は「私も写真撮影などにドローンを使う。農薬散布などの作業が大変と話す高齢農家が周りにいるので、農業用ドローンについても詳しく知り、周囲に紹介したいと思って参加した」と話した。
説明会後に予定していたドローンでの作業の実演は悪天候のため中止した。